3月11日を前に、おすすめ書籍のご案内です

 

このサイトは、東日本大震災直後に、避難者名簿の情報共有のために始まったサイトでした。避難や復興が長期化するにつれて、お伝えする情報は様変わりしていき、御覧いただいている方にも様々な状況の方がいます。
サイトを続けるにあたっても、あまり個人的な色彩は出さずに淡々とやるほうがいいのではないかと思ってきました。書籍のご紹介も殆どしてこなかったのですが、東日本大震災から2年を迎えるにあたって、人の気持ちに寄り添う言葉や知恵の大切さを感じています。

なお、このサイトは2年間ほとんど休まず更新してきたので、3月11日の後しばらくお休みさせていただく予定です。緊急性の高いときなどには随時更新しますので、よろしくお願いします。

PRAY FOR JAPAN ‐3.11世界中が祈りはじめた日‐
PRAY FOR JAPAN ‐3.11世界中が祈りはじめた日‐/ prayforjapan.jp (編集); 講談社 (刊)

震災直後、国内外からの<祈り>(prayforjapan)を集めたWebサイトが、prayforjapanでした。
prayforjapanに寄せられた写真と言葉を単行本化したのがこの本です。

当サイトの管理人も、避難者名簿の情報をツイッターに投稿するときは、祈るような気持ちで、
#prayforjapanというタグをつけて発信していました。
prayforjapan自体が特別な言葉だったような気がします。

※「PRAY FOR JAPAN」の印税は全額、復興のための寄付に充てられます。

おもかげ復元師の震災絵日記 (一般書)
おもかげ復元師の震災絵日記 / 笹原留似子 (著); ポプラ社 (刊)

著者は、震災後の東北でご遺体をボランティアで復元した納棺師の方です。
実際に描いた絵と言葉が、そのまま本になりました。優しい優しい絵です。

最後だとわかっていたなら
最後だとわかっていたなら / ノーマ コーネット マレック (著); 佐川睦 (翻訳); サンクチュアリ出版 (刊)

9.11同時テロの後、アメリカで朗読されたおなじみの詩ですが、現在もいろんな人に読まれているそうです。
「もし、明日が来ないとしたら、わたしは今日、どんなにあなたを愛しているか伝えたい。」

アンアン特別編集 女性のための防災BOOK ”もしも”のときに、あなたを守ってくれる知恵とモノ (マガジンハウスムック)
アンアン特別編集 女性のための防災BOOK ”もしも”のときに、あなたを守ってくれる知恵とモノ (マガジンハウスムック)

防災関係の本を3冊ご紹介します。
まずは「女性のための防災BOOK」(ムック本)。

被災直後、被災3-7日後、被災2か月後の3つの時期に分けて、必要となってくるものを記載しています。
男性の方にも読んで頂きたい一冊です。

被災ママ812人が作った子連れ防災手帖
被災ママ812人が作った子連れ防災手帖/ つながる.com (著); メディアファクトリー (刊)

小さな子どもを抱えたお母さん向けの、災害時の避難の本。
このテーマは意外と盲点になっているのではないかと思います。

※この書籍の印税は、つながる.comの運営(被災地協同事業・つながるワークショップの運営)のために使用されます。

人が死なない防災 (集英社新書)
人が死なない防災 (集英社新書)/ 片田 敏孝 (著); 集英社 (刊)

「釜石の奇跡」で知られる片田先生の著書です。
熱意や教育の力について考えさせられる一冊です。

放射能問題に立ち向かう哲学 (筑摩選書)
放射能問題に立ち向かう哲学 (筑摩選書)[単行本] / 一ノ瀬 正樹 (著); 筑摩書房 (刊)

最近朝日新聞の書評で紹介されていたので、買い求めて読んでみました。
避難について分析が単純化されているため、避難には批判的な立場で書かれています。
そのため、実際に避難されている方が読んだらつらい部分のある本だと思います。
ただ、この本の示している視点や放射能に関する整理はまっとうで、「何気なく使われている汚染」という言葉についての葛藤など、共感するところもたくさんありました。
被災地の外にいる人間(特に教師や専門職)は読んでおく本だと思います。

平常心を鍛える 自衛隊ストレスコントロール教官が明かす「試練を乗り切るための心の準備」 (講談社+α新書)
平常心を鍛える 自衛隊ストレスコントロール教官が明かす「試練を乗り切るための心の準備」 (講談社+α新書)/ 下園 壮太 (著); 講談社 (刊)

根性論の本ではなく、心を労わるための本だと思っていただいて構いません。
仏教では、「一の矢は、避けられない。しかし二の矢は、叩き落さねばならぬ」というそうです。
一の矢(ファーストショック)は、人として当然のこと。
しかし、自責の念や、情報との付き合い方、蓄積された疲労が二の矢(セカンドショック)となりうる。
この本には、セカンドショックを乗り越えていくための知恵が書かれています。

三陸海岸大津波 (文春文庫)
三陸海岸大津波 (文春文庫)/ 吉村 昭 (著); 文藝春秋 (刊)

折に触れて読み返したい名著です。

報道写真全記録2011.3.11-4.11 東日本大震災
報道写真全記録2011.3.11-4.11 東日本大震災 / 朝日新聞社, 朝日新聞出版 (著); 朝日新聞出版 (刊)

震災直後の報道写真集として定評のある一冊として、今回ご紹介します。

「3・11」震災法務Q&A

「3・11」震災法務Q&A/ 東京弁護士会法友会東日本大震災復興支援特別委員会 (編集); 三和書籍 (刊)

最後に、専門書の中から、気になったものを2冊ご紹介します。
今後こういった本がますます重要になってくるのではないかと感じています。

災害と住民保護―東日本大震災が残した課題 諸外国の災害対処・危機管理法制
災害と住民保護―東日本大震災が残した課題 諸外国の災害対処・危機管理法制|浜谷英博/松浦一夫/新正幸|三和書籍

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
テキストのコピーはできません。