東北の今を伝える【東北まぐ】2013/03/11号:気仙沼復興屋台村、木の屋石巻水産、被災地で働く(NPO法人ETIC./みちのく仕事)、宮城TBCラジオ、石巻経済新聞、キーマカレーのお取り寄せ

 

「東北まぐ」は、メールマガジンの配信でおなじみ「まぐまぐ」さんが毎月11日に配信されているメールマガジンです。ご好意によりそのまま転載させて頂いています。

2018/10/2追記:当サイトへの移行に伴い、レイアウトを一部簡略化しました。
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元記事の雰囲気を可能な限り再現する方向で、技術的な修正を行いました。(管理人 兼松)


2013/3/11
東北まぐ
雪のあとの快晴 絵馬平トンネル付近から望む福島市

はじめに

旅行かばん一つでやって来た東北。牛タンに舌鼓を打ち、絶景の川下りに歓声を上げ、魚市場で世界一の漁場の実力を思い知る。沖のいさり火を眺めながら露天風呂で体をのばし、寝付けぬからと立ち寄ったスナックで地元の兄さんたちと仲良くなり大はしゃぎした。ふと我にかえり「まだまだ皆さん大変なのに、こんなに騒いで申し訳ない」と恐縮していたら、「楽しいことは大歓迎。次はたくさん友達を連れていらっしゃい」と、お店のママがお土産を持たせてくれた。

皆さんが東北に足を運ぶきっかけになることを願って。東北まぐ、第20号をお届け致します。

行って来ました!東北 ~再会編~

少しずつ前へ
~気仙沼「大漁丸」~

行って来ました東北
包丁を握るのは、まぐろ船の料理長を30年間務めた菊地正男さん。妻の幸江さんの元気で親しみのある接客に、店内ではいつも笑いがたえない。

半年ぶりにやって来た、気仙沼の復興屋台村。漁師料理「大漁丸」を訪れると、ご主人の菊地正男さんとおかみの幸江さんが「あら、お久しぶり」と出迎えてくれました。昼時の店内では、全国からやって来たお客さん達が魚介が山盛りの海鮮丼に歓声を上げていました。

「ようやく、名前が定着してきたこの屋台村も、早ければ今年いっぱいで当初決めた営業期間が終わるんですよ。先のことはわかんないし、どんどん次の展開を考えないとね」と正男さん。まだまだ一息つく間はないようです。

幸江さんは「気仙沼の海産物を全国のお客さんに食べてもらおうと、こんど直売をはじめるんですよ」と、真新しいチラシを見せてくれました。応援してくれるお客さんの声が励みという菊地さんご夫妻は、「少しずつ、少しずつ前へ進んで行けたら」と話してくれました。

行って来ました東北
ぷりぷりの歯ごたえが楽しめる、マンボウの刺身(¥800)

Information
復興屋台村 気仙沼横丁
「漁師料理 大漁丸」水曜休
〒988-0017 宮城県気仙沼市南町4丁目2-19

海産物販売「えんやどっと」
問合せ・ご注文
090-7562-3515

待望の新工場が一部稼働!
~木の屋石巻水産~

行って来ました東北
広報を担当する松友さん(左)と木村社長(右)

私たちが訪れると「おおー、よく来てくださいました」と両手を差し出し満面の笑みで出迎えてくれたのは、創刊号から連載「缶闘記」で紹介した木の屋石巻水産の木村長努社長。震災から1年11ヶ月を経て、冷凍倉庫と石巻の本社工場が完成。イサダや小女子の乾燥ラインが稼働をはじめました。

「“木の屋の缶詰をまた食べたい”と言ってくれたお客さんの声があったからこそ、ここまで来る事が出来た」と松友さん。「まだスタートラインにすら戻っていません。これからですよ」と答えてくれました。今春には宮城県の美里町に建設中の新工場も完成予定。缶詰や鯨製品の生産再開に向け、忙しい日々が続きます。

Information
木の屋石巻水産
直売所:宮城県石巻市吉野町2-1-26
平日9:00~16:00

ドキュメンタリー映画「缶闘記」
http://youtu.be/2YSV7-tbx3A

住民票もこっちに移しちゃいました!
~ともしびプロジェクト/杉浦恵一さん~

行って来ました東北
「ともしびプロジェクト」代表の杉浦さん(左端)とメンバー

宮城県塩釜市のボランティア向け多目的施設「塩釜ハウス」を運営していた杉浦恵一さんとは、気仙沼で再会しました。震災後1年でこの家屋の解体が決まったため、気仙沼へ活動の拠点を移した杉浦さん。

現在は、“忘れないをカタチに”を合い言葉に、参加者がそれぞれの場所からキャンドルを灯した写真をアップして全国を繋ぐ、ともしびプロジェクトの運営を行っています。「震災後、地元で働く場所が無くなった」という声をよく耳にした杉浦さん。

少しでも地域の力になれたらと、使われなくなったろうそくを全国から集め、地元のお母さんたちの手でキャンドルスタンドにリサイクルする事業をスタートさせました。

Information
ともしびプロジェクト HP

ともしびプロジェクト Facebookページ
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events/313661135319185/

被災地で働く、仕事を作る!から
~NPO法人ETIC./みちのく仕事の取り組みから~

行って来ました東北
「“イトナブ”で右腕の募集も始めました」と石巻2.0の古山さん

陸前高田出身の大学生が、こう話してくれました。「もともと東京で就職するつもりでしたが、自分に何が出来るかと考えた結果、地元岩手で働こうと考えています」と。

NPO法人ETIC.では、被災地域の復興に向け活動する企業や団体へ「右腕」となって働く若者を派遣しています。期間は原則3ヶ月からで有給。これまで取材したコラボスクール・大槌臨学舎/女川向学館、福島の移動保育ポッケア(派遣終了)、大槌町の仮設住宅支援事業で、こうした「右腕」たちが延べ130名ほど活躍しています。

また、11年の冬にフットサルイベントを企画した石巻2.0の古山隆幸さんは、5年後10年後の地域産業や雇用創出を見据えて地元石巻の若者を対象にプログラミングやWebデザインの職業訓練を行うプログラム「イトナブ」をスタート。「右腕」の募集も開始しました。

ETIC.の田村真菜さんは、「右腕として被災地域の事業に関わった方たちが、派遣期間終了後もその地域に残って自ら起業する事例も出て来ました」と話します。被災地の思いに触れた若者の熱意と創意が、形になり始めた東北。彼らは地域の方と手をたずさえ、まちの新しい産業の芽を生み出そうとしています。(以上、岸田浩和)

Information
みちのく仕事(ETIC.)

コラボ・スクール
東日本大震災復興へ、子ども達に寄付を|コラボ・スクール
岩手県大槌町・宮城県女川町。東日本大震災による津波の被害が大きかった被災地で、放課後学校「コラボ・スクール」を設立しました。目指すのは、未来の復興を担うリーダーを東北の地から育てること。東北の子どもたちの被災地復興への夢を、ぜひ寄付・募金で応援ください。
移動保育プロジェクト「ポッケア」
404 Error - Page Not Found. | GMO INTERNET GROUP
石巻2.0「イトナブ石巻」
http://ishinomaki2.com/category/
project2/itonav/

行って来ました!東北 ~TBC編~

毎週宮城県内をレポートする「ラジオカー」とは?
行って来ました東北!
海産弁当「フラミンゴ」から生中継するムーディ勝山さん

宮城県全域に電波が網羅されている民放AMラジオ局「TBCラジオ」。
地元の名物パーソナリティのトークが聴ける番組で溢れています。
中でも人気なのが、毎週土曜日10:30~14:30まで4時間の生放送「それいけミミゾー」です。

TBCアナウンサー石川太郎さんをメインに、宮城県の情報を紹介する番組ですが、話題となっているのが「ラジオカー」のコーナー。ラジオカーとは、放送アンテナを搭載した車の事。放送時間内に県内を4か所めぐり、地元の人とふれあいながら情報を伝える企画です。

そのレポーターを、ムードコーラス芸で一世風靡した関西出身の芸人・ムーディ勝山さんが担当しています。東北にゆかりがなく、この仕事で初めて東北に訪れたというぐらいのムーディさんが宮城県内の人々と出会う企画。ミスマッチな気がしますが、これが非常に人気だというので、ある回に密着させていただきました。

まずラジオカーが訪れたのは、宮城県亘理町「鳥の海ふれあい市場仮設店舗」にある「海産弁当フラミンゴ」。名物ほっき飯を目当てに、県内外から訪れる人気のお店です。

もともと荒浜の漁港で営業していましたが、津波の被害に遭い、現在仮設営業しています。出来立てのほっき飯や、焼き魚を販売。店内で食べることもできます。ここでお店の方やお客さんと、ムーディさんの絶妙なやり取りが繰り広げられます。

ムーディ「これがホッキ貝ですか~。美味しそう!」お客さん「美味しいよ。食べなよ。」ムーディ「うまい!今、ホッキパニックに陥ってますよ!」。偶然居合わせたお店のお客さんがみな笑います。石川アナウンサーに「もっとちゃんとレポートやんなよ!」と叱られると、「わかりました!次にこのお隣のホッキというお魚を…」すると店主は「それはツボダイだよ!」また笑いで満ち溢れます。

漁も再開し、荒浜の港にも活気が戻りつつある現在、「フラミンゴ」も荒浜漁港での営業再開を目標に邁進しています。不思議とお店の人とムーディさんが仲良くなり、お名残惜しい別れをした後、ラジオカーはこの後、山元町の「山元町いちご農園」へ。ここでも素敵な触れ合いがありました。

次号では、その様子と、TBCラジオ・橘田久ディレクターに、今、宮城県のラジオ局としてリスナーに届けるべき事、そして、この企画に秘めた思いについてお聞きします。(寺坂直毅)

行って来ました東北!
どんな場所からでも中継可能なラジオカー

行って来ました東北!
宮城県亘理町「鳥の海ふれあい市場仮設店舗」

行って来ました東北!
毎週土曜日、衣装を着て地元の人へ取材

Information
TBCラジオ

周波数 仙台1260kHz

東北だより ~石巻経済新聞編~

震災から2年が経ちました。東北の被災地では地元の人たちが主体となった情報発信の取り組みがスタートしています。「東北だより」では、各地に根ざしたローカルメディアの記者たちの協力を得て、地元発の小さなニュースをお届け致します。学びのまちへ

東北だより
インターンの原壇さんと記者の勝さん。「石巻経済新聞」編集部にて。

震災から2年。石巻では、様々なワークショップやイベントが開催されたり、交流スペースが作られたりと「まなびのある街」としての価値を与えようという動きが生まれています。石巻経済新聞では、そういった新しい石巻の姿をとりあげる機会が多くなってきました。

先月2月1日からは日和アートセンターで美術展「モケモケコタツビヨリ」が開催されています。アーティストのスサイタカコさんと羊毛作家、吉田麻子さんが長期滞在をしながら制作と体験講座を開催し、フリース素材を使用した「モケモケニンギョウ」の制作や羊毛を紡ぐ体験ができるプログラムとなっています。来場者たちは会場に置かれたこたつに入りながら、手仕事の大切さ、楽しさを学んでいます。

また2月1日から2月17日に開催された、様々な種類の技能をもった達人から学ぶ体験型プログラム「石巻に恋しちゃった」には多くの市民が参加しました。ペルーの楽器「カホン作り」や「石巻やきそばの作り方教室」、「銀粘土によるアクセサリー作り」など、全26種類ものプログラムが企画されました。

今後の注目は、2月より始まった「できる!をつくるスクール」です。第1回は「みんなの写真教室」で5月末まで計6回にわたってプロのカメラマンとともに、身近にある面白い風景をみつけ、撮りたい写真を撮れるようになることを目指します。今後もヨガ教室など、「できた!」を実感できる様々な企画が進行していく予定です。

石巻では多くの人の学びたい、やりたいという気持ちにこたえる機会があります。興味のある方ぜひ一度石巻へ足を運んでみてください。(石巻経済新聞 原壇)

東北だより
日和アートセンターで滞在制作するスサイタカコさん(左)とスタッフの立石沙織さん(右)

東北だより
蒲鉾メーカーの「高政」で行われたプログラム

東北だより
石巻市蛤浜で行われた写真教室の様子

Information
「石巻経済新聞」
http://ishinomaki.keizai.biz/

今月のお取り寄せ~さくらかつおの3種セット(宮城県)~

今月のお取り寄せ
色鮮やかなパッケージも魅力のひとつ。
今月のお取り寄せ
今回はキーマカレーを試食しました!
【送料無料】お得な3種お試しセット(カレー×2・タコライス・ボンタトンネッタ)2000円

東北まぐ!編集部
イチオシの理由は?

今回ご紹介するのは創業130年、宮城県塩釜市にある缶水産物卸売業社、阿部亀商店の人気商品「さくらがつおのキーマカレー」「さくらがつおのタコライスソース」「さくらがつおのボンタトンネッタ(パスタソース)」のレトルトパックが詰め合わせになったセットです。

特徴は商品名からも分かるとおり、「さくらかつお」を使用している点。「さくらかつお」とは、三陸塩釜産のかつおを阿部亀商店独自の製法で柔らかく加工した食材のことで、旨味や栄養素はそのままですので魚嫌いのお子さんや、歯の弱い高齢者の方にもおすすめです。

今回はキーマカレーを実際に試食してみました。まず驚いたのがその食感。一般的なキーマカレーは豚挽き肉を使うことが多いのですが、こちらの商品では前述の「さくらかつお」を使用しています。しかし、しっとりとした食感は驚くほどお肉にそっくり!

魚の臭みも一切なく、非常に食べやすいのもポイントです。さくらかつお以外にもにんじん、炒めたまねぎなどが入っており、食べ応え十分。カレー特有の後を引くスパイシーさもしっかりと感じられます。

ちなみにこちらの商品は売り上げの10%が東日本大震災で被災した塩釜市に寄付されるとのこと。是非一度お試し下さい。

Information  ご注文はこちら↓
阿部亀商店
http://abekame.com/

【東北まぐ】 2013/03/11号 (毎月11日発行)
編集:寺坂直毅 岸田浩和 梅澤恵利子 関 裕作
デザイン:千葉光範(JLDS)
スタッフ:野瀬紗也佳
表題写真:岸田浩和
発行元:株式会社まぐまぐ
「まぐまぐ」は株式会社まぐまぐの登録商標です
【東北まぐは、転載、複写、大歓迎です。】
まぐまぐ


東北まぐバックナンバー

※タイトル冒頭のキャッチフレーズ「東北の今を伝える」の部分は、当サイト管理人J.Kanematsu(兼松)による創作です。

「東北まぐ」だけでは何のことか伝わりにくいと思い、2011年10月11日のツイッターでご紹介する際、「東北の今を伝える」と初めて表記しました。

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